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マラソン日記

Author:マラソン日記
日本共産党土佐市議。妻(三ヶ尻亮子)との二人暮し。1964年1月2日徳島県阿波市阿波町生れ。徳島大学工学部卒。旧運輸省第三港湾空港建設局を98年にやめ、日本共産党の専従に。14年4月20日から土佐市市会議員に
「文海の会」会員。ペンネームは粟田昇
事務所兼自宅は土佐市高岡町甲1955メゾンあゆみB201
メールmurakaminobuodesu@gmail.com 


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12/23のツイートまとめ

murakami1964

土佐市も大雪です。 https://t.co/CaSigJh6s0
12-23 07:59


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宇佐メガソーラー=計画自体が問われる

宇佐メガソーラーの問題で高知県治山林道課と話し合ったことの報告です。

「宇佐を守る会」で11月21日行いました。


「宇佐を守る会」は、この間県との話し合いを重ねてきました。

計画自体がいよいよ問われると状況が明らかになってきました。


◆ソーラーパネルの設置計画変更が決まらない。

 計画では約8㏊を自然斜面(ただし表層土除去)利用と約2haを切土造成でパネルを設置するとしています。

 この計画を事業者は変更しようとしています。6月ぐらいからそういう話は出ていました。ところがまだ決まっていないというのです。


 なぜ決まらないのか。現地は平均斜度34度の急傾斜地です。そもそも施工は難しいということを明らかにしているのではないでしょうか。


 近くの県道を挟んで向かいの山の斜面が今年の夏の豪雨で崩れています。開発地内でも、作業道沿いの斜面が何か所か崩れたことも伺いました。


 現地を視察しても、こんなところにつくるのかと驚く急な斜面です。

 事業者は自然斜面利用部は「表層土を残したい」と考えているといわれています。しかし、急傾斜地では表層土を残すと、崩れやすくなります。森林をのけた急傾斜地は危ないのです。実際に技術士の方が斜面の安定計算をして危ないと指摘しています。だから表層土を除去するとしたものです。

 表層土をのけてしまうと、森林が復活しません。急傾斜地で表層土を大規模にのけるほどの自然破壊はありません。長期的に、農地や海洋に栄養がいかなくなる。二酸化炭素を吸収する森林が育たなくなります。

 また表層土を除去する計画でありながら、その残土の処分量を算定していません。県に問うと表層土はあまりないと考えたといいます。ところが、今年1月の事業者による地質調査では表層土は結構ありそうなのです。そもそも表層土を除去すると計画を決めた段階から、処分量を見込むべきでした。

メガソーラー伐採部


   ー本年11月頃の現地 既に伐採されたパネル設置部(自然斜面利用部の一部)と作業道沿い斜面の崩れ


宇佐のメガソーラーに反対であることはもちろんですが、工事計画の問題などを指摘してきました。工事計画や内容の一定の改善などもはかられてきたものです。


今回も

1)洪水調整池前に、木材伐採を含めてパネル設置部の増税や作業道の造成(既存部分の手入れ)は許されない。

 5月の事業者の工事説明会では、洪水調整池ができる前に造成工事や作業道などの工事もするようになって驚いたものです。

 これについては前回も洪水調整池を他の工事に優先することでは一致していましたが。木材伐採は認めていました。今回は、木材伐採を含めて、洪水調整池の完成が優先される姿勢が示されました。


2)洪水調整池の完成は、擁壁断面の設計変更検討のため当初10月中から来年1月末の見込みに。

これは調整池の周囲に設ける擁壁の地盤を軟岩層であると設計していたからです。

しかし私たちは、調整池の南側と西側には前事業者のつくった盛土があり擁壁の地盤や裏込め材としては不安視し指摘してきました。設計に一定反映させることになったものです。


3)洪水調整池周囲の盛土の対応が一定示される。

2014年に高知県を襲った8月豪雨によって、開発地内にある前所有者が造成した盛土が崩れ住民に避難指示が出される災害を出しています。盛土は本来締め固めて施工するものですが、恐らくここの盛土は無造作に積み重ねた捨土だと見られています。

この盛土は、開発地の南端にあります。ソーラーパネルの設置は、奥の山の斜面を利用する計画です。問題は、調整池は盛土の西側の谷となっているところを拡張してつくる計画になっていることです。調整池の構造が不安定になり洪水時に盛土斜面が崩れて、調整池に流入する。調整池の排水口を塞ぐことが考えられます。

ところが林地開発審議会に提出されたメガソーラー計画では、この危険盛土を考慮した対応がないののです。


今回2)に示したように、調整池の設計に盛土辺りでの不安定さが考慮されるとのこと。

◆調整池の盛土の斜面は設計では1:1としていました。これは岩盤層と同じ勾配で正しくありません。今回、盛土斜面側は1:2と緩くすることが示されました。

◆盛土の南側(下流側)斜面の手前には沈砂池が設けられました。盛土の南側斜面はもろく大雨のため濁流を出していましたが一定の対策がされたものです。

調整池


   -調整池と盛土


斜面崩壊    宇佐メガソーラー

   -2014年8月斜面崩壊              -本年2022年6月頃の現地

                                                   ~崩壊後の斜面が浸食でジャバラ状に。

                                               前所有者の実施した作業道の斜面が崩れがみえる。




宇佐県道沿い  宇佐県道沿い西


開発地に隣接する県道の両側の山の斜面。それぞれ崩れています。

宇佐メガソーラー図面

メガソーラーの開発図 黒丸が崩れが主な崩れがあるところ。








瀬戸際の宇佐メガソラ―への市条例対応

 土佐市宇佐メガソラ―計画における市条例に基づく協議終了の通知が対応を終らせ4月11日に出されそうです。

 土佐市の再生可能エネルギーの条例は、事業者に地域住民等への説明を位置付けていました。事業者はもう住民への説明は終了したとする通知を市に出し、審議会が2回開かれ、答申が市長に3月11日に出されていました。
住民からの不安に対する担保として付帯条件が課せられそうです。

市条例による対応は事業着工の条件でしたので、これにより事業着工がされます。
事業着工前の説明会は実施されそうですが、例え不安や問題が指摘されても事業が進められることになります。

多くの懸念される問題が、解決されないままでのゴーサインであり容認できません。
特に急傾斜地としての不安材料は払拭されていません。
3月議会で指摘したのは
①事業者が急傾斜地で施行した実績があるとした島根県の水明ゴルフ場跡地。ゴルフ場は普通、平坦なところです。詳細なデーターで説明すべき。
②技術者から、岩盤層でも斜面崩壊がおこる。実際に同じ宇佐地区の海岸沿いの県道で崩落事故があったことをあげていました。十分検証が求められる。
③約10haの急傾斜地に森林と表層土を除去しての計画。当計画では原状復旧の位置づけがない。急傾斜地の森林、表層土は長い年月をかけてつくられ、水害から守り、栄養を農地と海洋に与えてきた大切なもの。原状復旧はより強く求められるところ。

これらは、事業者任せにせず、
市が、①急傾斜地での実施例を確認して、宇佐でも適用できるか検討する。
②急傾斜地の施工例は全国ではまれ(林野庁の資料2%)であり、専門家をまじえて、安全かどうか検証する。
③事業終了後は原状復旧するよう位置付ける。
以上3月議会では提起しましたが、説明は事業者、林地開発(県審議会)で技術面は検討しているの答弁でした。

なお③の事業終了後森林を復活させることは、付帯条件に入る見込みです。しかし、この計画は、急傾斜地なので土砂災害を避けるために表層土を除去することにしています。表層土を除去した急斜面での森林回復は可能でしょうか。

3月議会閉会日にメガソーラーの問題で大森議員の提起した作業道での説明責任を含めて緊急質問を用意していましたが、残念ながら議会運営委員会で却下されてしまいました。
以下質問内容・・・


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03/29のツイートまとめ

murakami1964

この辺りでは評判の波介川の桜並木。ウクライナの悲劇が嘆かれる頃。気おくれなかれ 桜を愛で 平和をとい いつかあんなひどい侵略があったと いえる世界を https://t.co/7HOgQxD1kx
03-29 20:32




03/18のツイートまとめ

murakami1964

RT @syaken_rush: チラシ出来てないけど、3月27日(日曜日)13時から16時までシンポジウムですよ!今週末に広報だと遅すぎる気がして言っちゃうけど!女と男と戦争と平和がテーマだよ!!ちなみに写真は特に関係ないけど去年有志で行った和歌山戦跡ツアーの風景です(ひら…
03-18 12:52






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